中高年の独立起業は一般的に難しいと言われています。確かにサラリーマンであれば、それなり
に仕事をすれば毎月決まった給料が振り込まれます。
しかし、独立起業をすれば必ずお金を稼げるわけではありません。それこそ仕事がなければ収入は
ありません。病気で倒れたとしても有給休暇があるわけでもありません。
それに中高年になると、もし独立起業に失敗したとしてももう一度やり直すことは若い人と比べると
難しくなります。
このような厳しさにもかかわらず、サラリーマンの生活に嫌気をさして、独立を考えている中高年は
たくさんいます。サラリーマンとして会社の歯車として働くより、自分が経営者になって自分の力を
存分に発揮したいと思ってる方がたくさんいらっしゃるんですね。
さきほどサラリーマンはリスクが少ないと言いましたが、確かに毎月の給料を定期的にもらえるよ
意味では、サラリーマンはリスクが少ないといえます。しかし本当にサラリーマンはリスクが少ない
といるのでしょうか?
サラリーマンはリスクが少ないとは最近は言いきれなくなってきています。というのも月々の給料が
安定的にもらえるとしても、ご自分の希望の額をもらえるとは限りません。つまり中高年の方でお子
さんが大きくなったとしてもそれに見合う給料をもらえるとは限りません。
また、年金の受給時期が遅くなってきつつある現在ですが、企業の定年は早まる傾向にあります。
だとすれば定年から年金がもらえる時まで何らかの仕事をしなければなりません。
さらに定年まで必ず会社に勤めることができるとは限らないのです。つまり定年前にリストラなどが
ある場合があります。景気は波がありますから、今後も間違いなく景気が悪くなるでしょう。そうな
るとリストラの危険が高まり、サラリーマンがリスクが少ないとは言い切れなくなります。